ロングスリーブ メリノ フーディ
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ロングスリーブ メリノ フーディ

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■スペック
商品名:ロングスリーブ メリノ フーディ
品番:12020001
重量:310g
材質:天竺編み メリノウール100%(195g/㎡)
カラー:ヘザーグレイ、ダークネイビー
サイズ:XS、S、M、L(UNISEX)
生産地 : 日本 愛知県岡崎市

はじめに

私が自転車で日本一周をしながら登山を始めた時に素材の重要性について認識をしました。高校生の私にはお金がないため一般的なスポーツウエアを着ていました。しかし日本一周をしながら山を登り始めた際に登山メーカーのウエアの快適性に感動したことを覚えています。

長期の旅では装備を極力減らす必要があります。暑くても、寒くても、ずっと着ていても快適な万能な服はないのか?ポリエステル繊維はよく乾くけど生乾きの匂いが永遠とまとわりつく。
そんな時に出会ったのがウール製のアンダーウエアでした。何日も着ても臭くなりにくく、雨に濡れても暖かい、暑くても何故か涼しい。まさにずっと使える素材。
ずっと着ていられる第二の皮膚のようでした。

様々なメーカーのウールウエアを着るうちにウールの違いや奥深さについて感じるようになり、長期間のロングトレイルでずっと着ていられる最高のウールを探しました。

ウールなどの動物繊維は過酷な環境に耐えるために進化したものであり、外気の変化に耐えるだけでなく、機能的に優れた構造となっています。何億年もかけて進化してきた動物繊維は化学繊維では到達できない優れた機能を持ち合わせていると言えます。

羊は紀元前7000年頃古代メソポタミアで家畜化されたといわれており、1世紀にはメリノ種が誕生しました。9000年も昔から羊毛は改良が続けられてきました。
さらに産業革命により紡績技術が成熟し、現在のように薄くて頑丈な生地を生産することができました。

つまり現代のウールは9000年前から開発がスタートした古のロマンのある繊維なのです。

開発ノート
- PCT 4200kmを歩いて感じたこと -

ウールには素晴らしいメリットがありますが、デメリットも存在します。MIYAGENでは、これらのデメリットを解消するために工夫しました。開発の過程で何を重視すべきか、ウール100%にこだわるべきか、それとも化学繊維の利点も取り入れるべきか、検討しました。

まず、ウールの生地選定において、メリットとデメリットを再評価しました。

ウールのメリットは以下の通り
- 高い保温性がある
- 吸湿性があり、快適な着用感が得られる
- 防臭殺菌作用がある
- UVカット性能に優れる

ウールのデメリットは以下の通り
- チクチク感があること
- 縮みやすい性質(フェルト化)
-摩耗しやすく、耐久性に課題がある
- 虫による被害を受けやすい
- 速乾性が低い

ウールの生産には制約があり、それがコストを押し上げる一因となります。その制約の中でもさらに厳選されたウール生地は開発時にはコストが高すぎて販売するべきか悩んでいました。
しかしパシフィッククレストトレイルで砂漠から氷河までの4200kmを歩いた肌感覚は素晴らしく、このウール生地の完成度の高さを改めて認識することができました。

製品価格は高くなりますが、ウール100%で完成されたこの快適な着心地と、あらゆる状況で活躍する汎用性、ウールの魅力を全ての人に届けるために、販売することにしました。

第三者機関から認証を取得したメリノウール繊維

100年以上の歴史を持つイタリアの老舗生地メーカーの生地を選定しました。自動化や研究施設の設置などにより、均一で高品質で機能性に優れたウール生地を提供しています。
ウール生地メーカーの中でもトップクラスの企業です。

ニュージーランドの自社牧場での原毛調達、紡績、生地織りまでの工程を一貫して行い、原毛の徹底管理や調達先の透明化に注力しています。

環境に配慮した取り組みを積極的に行っており、染料を分解して自然へ戻したり、工場の稼働に太陽光エネルギーを利用するなどの生産体制を確立しています。
環境への配慮に取り組む第三者機関から多くの認証を取得し、SDGsへの取り組みを行っています。

MIYAGEN Trail Engineeringのウールは”Super 120”と呼ばれるメリノウールの中でも特に繊細な糸を厳選しており、繊維の長いウールを使用しているためとても毛羽立ちが少ないです。ウールとは思えないほど、とてもしなやかでチクチク感の無い着心地となります。

生きるために進化した、水を弾くのに、水を吸うウール

ウールにはキューティクル(スケールや鱗とも呼ぶ)があります。このキューティクルが疎水性の性質を持ち、内側のコルテックス(蛋白)が親水性の性質を持っています。
水を弾くキューティクルが、水を吸うコルテックスを覆っています。この複合的な性質を持ち合わせた多層構造がウールの最大の特性です。

疎水表面に微小な空気を繊維間に残し、熱伝導率を下げて体温を保ちます。

このキューティクルこそがウールを特別な繊維としています。
- 水を弾き、水を吸う
- 水を吸うのに保温性があり呼吸をする
- 汚れにくい
- 難燃、防炎に優れる
- 切れずに伸びる
- 形状記憶性がある
- 糸を紡ぎやすい

ザ・ウールマーク・カンパニーより引用(https://www.woolmark.jp/fibre/

キューティクルを残した複数工程にわたる特殊な防縮加工

キューティクルやスケールにはもう一つの性能としてフェルト性能があります。

ウールは水を吸うとスケールが開くため周りのウールと絡みつきやすくなりフェルト化が起きます。洗濯でセーターが縮むのはこのスケールが開いたからです。バックパック背面はフェルト化するピッタリな環境となってしまっています。この現象はアウトドアには少し厄介な存在となってしまいます。

防縮加工をウールへ施すのですが、このスケールを取り除きすぎると親水性が強すぎてしまいます。さらなる手法でもある樹脂コーティングはウールのメリットが半減してしまいます。

そこで、MIYAGENのウールは、綿・糸・生地の段階でウールへ複数工程の防縮加工を施しております。この特殊な防縮加工により、吸湿速乾性、通気性、保温性、抗菌防臭性を最大限に引き出すことができます。

この防縮加工により、バックパック背面でも縮まず、毛玉もできにくく、摩耗耐久性も非常に優れた生地となりました。

この優れた防縮加工により洗濯後に一般的な電気式やガス式の乾燥機でも乾燥させることができるようになりました。

ロングトレイルのためのデザイン
ずっと使いやすいデザイン

このロングスリーブ メリノ フーディの1番目の特徴は立体裁断のフードと大きなカンガルーポケットです。

ロングトレイルでは長期間に渡り直射日光の降り注ぐフィールドを歩きます。頭部の日焼けを防ぐ為にフーディを採用しました。ウールによる吸湿性能と遮光性能が優れているためフードをつけていても涼しく、強い日差しから皮膚を守ることができます。
夏は涼しく、冬は暖かく、あらゆるフィールドで季節を問わず使用可能です。

- メインボディ

フィールドでは体を動きやすくするため少しだけオーバーサイズにしております。ハイキングはもちろん、日常にも着ていただけるパターンにこだわりました。
シンプル縫製で糸の数を減らし極力突っ張り感を軽減するようにしています。
シンプルなパターンでありながらも立体裁断にしているパターンとなっており、後身頃は大きく、前身頃を小さくしています。さらに背面はかがんだり、しゃがんでも捲れ上がらないように背面を長く設定しました。

さらに腕にはリブが備わっており腕捲りで腕に止めやすい構造にしました。

- フーディ

このフードは強い日差しや風除けに使用するために設計しました。
また、フードはイヌイット族が昔から防寒の為に使用していた機能です。イヌイット族は寒く、風が強く、日差しが強い地域に住む民族です。つまりフーディという機能は過酷な環境でこそ発揮される大切な機能でもあります。

・風除け
・日除け
・防寒
この三つの機能を備え、フードのデザインは3ピース構造とし、頭に追従するように設計されており、首を大きく動かしても風に吹かれてもフードが視界を邪魔しないようにしております。

フード外周にはゴム紐を通し、生地が余った時に縛ってとめることも可能です。ゴム紐は両端が縫い込まれており、枝などに引っかからないように、洗濯機で他の服と絡まらないように設計しました。

- カンガルーポケット

古くから手の冷えを防ぐために「カンガルーポケット」は使われており、別名「マフポケット」「ハンドウォーマーポケット」とも呼ばれます。
さらにポケットの位置も重要です。身体の中で温度の高い腹部となっており、手を温めるために最適な場所ということになります。

カンガルーポケットへ手ぬぐいを入れたり、カイロを入れたりしてお腹を温めることも可能です。さらに、体温を利用してcold meal(ガスを使わないハイキング料理)を作ることもできます。

離れている水場までポケットにペットボトルを入れたり、ペットボトルで体を冷やしたり…使い方は自由です。

ポケット部分を別の生地にしてコストを削減したりもしますが、温めることを優先し全てのパーツがウールであることにこだわりました。

着用写真

男性モデル
着用サイズ:L
カラー:ダークネイビー

身長: 173cm
体重:63kg
普段のサイズはMかL

女性モデル
着用サイズ:XS
カラー:ヘザーグレイ

身長: 150cm
体重:46kg
普段の服のサイズはS

生産工場や開発時の写真

本商品は日本の縫製工場で全ての作業が行われています。パターン作成、裁断、縫製、仕上げまで、愛知県岡崎市の協力工場で生産されています。

熟練したパターンナーによって立体的なパターンが開発され、何度もサンプルが作られ、販売までたどり着きました。

小さなブランドであるため小ロットになってしまいますが、岡崎市でこのようなブランドが始まったのなら、ぜひ協力させてくださいとおっしゃってくださりました。

何度も工場を見学させていただき、丁寧に綺麗に仕上がっていく服の様子を見ていくのはとても楽しい時間でした。この天竺生地は伸縮をするため、縫製には非常に技術が必要だとのことでした。とても高価な生地なので裁断や縫製には神経を使っていると言っていました。

かつては愛知県は繊維産業が盛んな街でした。トヨタ自動車、アイシン精機、ブラザー工業などが機織機やミシンなどの機械を生産し、愛知県は発展し、自動車や航空宇宙産業へと発展しました。人件費の高騰により繊維産業は衰退しほとんどが海外へ移ってしまいました。

縫製は必ず人の手で行われ、ロボットによる自動縫製された服はほぼ存在しません。人件費の上昇とともに海外製品が増えていく中、日本の発展を支えた繊維産業とその技術力にリスペクトしています。

今回、このような工場に出会えたことは本当に幸せだと感じました。

フィールドフォト

PCTでのフィールドテストで着用したサンプルの紹介

2022年に半年間のPCTのスルーハイクの中でメキシコからカナダまで着続けたサンプル
日焼けした部分がウールの色が出ており、バックパックや首周りは汗と泥とバックパックで擦れ1000kmほどで小さな穴が空きました。
最後までフェルティングをしながら最後まで着続けた。
当時は高額すぎるため商品化に対して不安だったが、こんなに良い生地なら多少高くなっても商品化できる!と感じたサンプルだった。

1stサンプルはフードがなかった

1stサンプルはフードがなかった

右手でバックパックを背負うので右肩の穴が大きい

右手でバックパックを背負うので右肩の穴が大きい

2週間に一度しかシャワーを浴びないので汗と砂が蓄積して摩耗してしまった

2週間に一度しかシャワーを浴びないので汗と砂が蓄積して摩耗してしまった

左肩からバックパックを背負わないので損傷が少ない

左肩からバックパックを背負わないので損傷が少ない

左手は穴が発生しなかった

左手は穴が発生しなかった

2ndサンプルは2022年のスルーハイクの際に歩くことができなかった山火事のPCTの区間と追加のトレイル、約1000kmを歩いたサンプル。
このサンプルではキャンプ場にあった壊れた洗濯機で洗って1発で穴が空いてしまった。穴はあえて補修せずに最後まで使用を続けたが穴は広がることなく最小限に収まってくれていた。
バックパックや藪漕ぎでの穴は発生しなかったため改めてこの生地の強さを再認識した。

2ndサンプルはほぼ量産と同じパターン

2ndサンプルはほぼ量産と同じパターン

2ヶ月にわたるトレイルで日焼けをして脱色してしまった様子

2ヶ月にわたるトレイルで日焼けをして脱色してしまった様子

壊れて暴れる洗濯機に入れたら穴が空いてしまった。このテストで空いた穴はこれだけ。

壊れて暴れる洗濯機に入れたら穴が空いてしまった。このテストで空いた穴はこれだけ。

製品のメンテナンスや保管について

以下のことをすると、製品の寿命を延ばすことができます。

洗濯について
- 洗濯する際は、洗濯ネットを使用してください。
- 使用開始時には、ウール特有の動物のような匂いがする場合があります。
- メリノウールは消臭機能や除菌性能を備えているため、頻繁に洗う必要はありませんが、汗や油により砂や汚れが蓄積すると、摩耗を助長するため繊維への大きなダメージなります。アクティビティ後は洗濯をしてください。
- 洗濯機を使用する場合は、洗濯ネットに入れて「おしゃれ着モード」などで洗ってください。

洗剤について
- 中性洗剤を使用して洗濯をしてください。
- 汚れが多い場合は弱アルカリ性洗剤もしくは酸素系漂白剤を使用して洗濯してください。
- 塩素系漂白剤はウールを溶かすため絶対に使用しないでください。
- ドライクリーニングはしないでください。

乾燥について
- ウールに使用している染料は紫外線により褪色していきます。日陰で風通しのいい場所で干してください。
- ハンガーを使用するとシワが少なく乾きます。
- アイロンがけは低温(60度程度)で行ってください。

洗濯乾燥機(電気orガス)の使用について
- 品質表示には乾燥機禁止マークがありますが、問題なく乾燥機にかけることができます。
- 乾燥機を使用する場合は、低温設定(60℃以下)が理想です。ただし、温度管理ができない場合はそのまま乾燥機に入れてください。
※最初の洗濯では全体的に数%縮みます。
※乾燥機で1-2cmほど小さくなりますが、着用時に体温や湿度で元に戻っていきます。

保管について
- ウールはタンパク質なのでウールを好む害虫が食べてしまう可能性があります。薬局などで売られている防虫剤などを使用して、虫対策を行いながら保管してください。
- 紫外線を避けてください。

サイズ交換について

ご購入後に製品のサイズが合わなかった場合は交換対応をいたします。
- 未使用品のみ交換いたしますが試着程度の使用は問題ございません。
- 交換は製品到着後7日以内に限ります。
- 製品を弊社で確認し、たばこや香水等の臭い、汚れや化粧品等が認められた場合は返品をお断りする場合がありますので、試着時にはお気をつけください。

修理について

メリノウールは動物の毛であり、タンパク質で構成されています。特殊な防縮加工により快適性が向上しますが、虫食いや摩耗によって穴が開くという弱点もあります。
特に虫食いには注意が必要です。

もし穴が開いてしまった場合は、自分でフェルティングをして補修することができます。
ただし、この商品のウール繊維は防縮加工が施されているため、フェルト化が難しくなっています。お客様自身で手芸店などで毛糸を入手し、フェルト専用の針を使用してウール生地と一緒にフェルティングによる自己修復が可能です。

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