¥44,000
■スペック
商品名:CREST 30 (クレスト30)
品番:21010001
カラー:ブラック、ホワイト
生産地 : 日本 愛知県
重量:650g
容量:30L
(メイン30L,サイドポケット2L,フロントポケット2L)
サイズ:???x ???x???
材質:ナイロン、ポリエステル
耐荷重目安:11kg (コンフォート7kg)
付属品の有無:トップリッドのベルト、背面パッド
防水性の有無:なし(パックライナーで防水化を推奨)
飛行機内持込:可能
■開発ノート
CREST 30の開発は、CREST 40の開発と並行してはじまりました。
厳密にいえば、CREST 40も当初はフレームレスで試作していた時期があるため、
MIYAGENで最初に作りはじめた商品ともいえるかもしれません。
MIYAGENのバックパック設計の源流は、アメリカのULハイキングを提唱したレイジャーディンにあります。
極限まで軽量化を追求したウルトラライト(UL)思想のバックパックのパターンの公開やMYOGキットを発売しています。日本では舟田靖章さんのウェブサイト『逍遥遊』で紹介されており、そのデザインを受け継いだ製品のひとつが、トレイルバムの「バマー」です。
私がこの世界に憧れ出したのが2009年のBEPALのハイカーズデポの土屋さんによるJMTの記事でした。こんなんでいいんだ。こんな軽量で頼りない雰囲気でも旅ができるんだと衝撃を受けました。
MIYAGENはカリカリ超軽量なブランドを目指していません。少し重たくてもいいから、軽くて強くて使いやすい道具を目指しています。
先に発売したCREST 40は、そうしたULの思想をベースに、カーボンフレームを加えることで耐荷重・フィット感・汎用性を高めた、あらゆるフィールドで使える大容量バックパックとして完成しました。
CREST 30は、そこからさらに一歩、ULの源流へ引き戻したモデルです。
「道具が決まったハイカー」に向けて、フレームを取り除き、MIYAGENが追い求めてきたフィット感と一体感をフレームレスの設計で実現することを目指しました。
CREST40の思想や構造を流用しつつもフレームレスとして高いフィット感を求めて設計をしました。
設計にあたっては、私自身が九州から北海道、エベレスト街道、アフリカのスピッツコッペまでさまざまなフィールドで実際に使用しながら改良を重ねました。
また、日本三大トレイル(みちのく潮風トレイル・東海自然歩道・九州自然歩道)を踏破したカズミチさん、ジローさんにもテストにご協力いただき、実際のロングトレイルで鍛え上げてきた一本です。
トレイルがデザインした、フレームレスバックパック。それがCREST 30です。
■設計ノート|CREST 30
・設計コンセプト:シンプルに高性能なバックパック
レイジャーディンのバックパックをベースに設計しています。
フレームレス、3ポケットとメイン気室だけの設計です。
レイジャーディンのバックパックと違う点は、極限まで軽くすることを目的にしていないことです。
軽さを犠牲にしたのではなく、・全体のパターン設計・拡張性能・収納機能、を妥協せずに使いやすさを上乗せしています。シンプルな思想を根底に、自然に使いやすさを感じる構造を盛り込みました。
・パターン設計:シンプルだけど立体裁断
王道のULバックパックの構成でレイジャーディンがパターンを公開していますが、バックパックパターンはMIYAGEN独自のスタイルで3D CADを使用して裁断パターンを立体的にしています。
さまざまな身体に馴染みやすいように他社のバックパックもリサーチしつつ、パターンを何度も作り直してベストバランスを追求しました。
ワンサイズですがさまざまな体型にフィットできるようにY字ストラップがスタビライザーを兼ねている設計です。
・ショルダー:Y字ストラップを兼ねるスタビライザー
フィット感を追求するにつれて、CREST 30専用のショルダーデザインを設計する必要があることがわかりました。
CREST 40のフィット感はフレームが全身へ荷重を乗せるための橋渡し役となっていました。しかしCREST 30はフレームがありません。その代わりにストラップをY字に配置し、付け根を可動式にしてスタビライザーの代わりになるように設計し直しました。
Y字ストラップの付け根位置はフックで変更できます。一度フィッティングをしたり、背面パッドを追加したりする際に位置を調整するだけで、それ以降はほとんど調整不要です。それでいて、このY字構造があることで荷重のふらつきが大きく軽減されますし、ベアキャニスターや拡張パックなどを装着した際にバランスが崩れにくくなりました。
チェストポケットも新たに設け、ボトルが2本収納できるようにしました。ボトルを収納することで前後のバランスが取れて、軽く感じるようになります。
・サイドポケット:行動中のボトルの出し入れ
サイドポケットはソロテントが収納でき、ボトルが2本入る大きさにしています。
行動中でも手を回してボトルの出し入れがしやすい設計です。
圧縮はナイロンコードのアジャスターで調整できます。
・拡張性:全周デイジーチェーンの拡張性
ロングトレイルは、ユーザーの工夫が最適解になる場面が多いです。
CREST 30は全周にデイジーチェーンを配置し、固定・拡張・外付けの余白を残しました。ハイカーがトレイルに最適化できていくように、バックパックも可変できる設計です。
・素材:軽さと耐久性の"使う場所"を分ける
耐久性は大事ですが、全部を過剰にすると無駄な重量になります。ダメージが入りやすい箇所・荷重が集中する箇所・擦れる箇所など、役割に応じて素材を使い分けています。「全部強い」ではなく、必要な場所が強くなるようにしています。
素材はMIYAGEN用に生地メーカーに作っていただいている独自生地を使用しています。
ボトムのX-PAC以外の生地は全て加水分解のしにくい高耐久PUを使用しています。
メインファブリックは210Dナイロン+リップストップ高強力ポリエチレンを組み合わせた素材です。
100Dナイロンはリップストップに凹凸が出ないように6ナイロンと66ナイロンを使い分けています。
・背面パッド
背面にはパッドスリーブがあり、2枚折りの独立気泡PEフォームを入れております。展開すると約50×50cmの大きさとなり、ビバーク時やテント泊での使用が可能です。
100cmのスリーピングマットと組み合わせて全身をカバーすることができます。
・シュラウド(吹き流し)
上部の吹き流し部分はファスナーやベルクロなどを検討した結果、YKKプランサーにしてパックライナーを使いやすくなる構造にしました。
パックライナーごと巻き込んで閉じることでより高い防水性能を確保することができます。
オプションパーツ
別売りのオプションパーツを使うことで背面パッドの取り付け、ウエストベルトを取り付けられます。
詳細は下記リンクへお願いいたします。
https://www.miyagen.com/items/137495933
・フィールドでデザインされた設計
実際にこの商品を開発するにあたり、開発初期からロングトレイルや縦走を想定して設計を進めてきました。
私自身も北海道、アルプス、九州の山々、エベレスト街道、アフリカのスピッツコッペやナミブ砂漠など、さまざまなフィールドで実際に使用しながら改良を重ねました。
さらに、元アウトドアショップ店員のカズミチさんが日本三大トレイル(みちのく潮風トレイル・東海自然歩道・九州自然歩道)でもテストしてくださいました。
道具は何度も使われて、ハイカーの意見を聞いてブラッシュアップしていくものです。
CREST 30もこれまで、私の想定外の扱いをフィールドで受けながら育ってきました。PCT、アフリカの砂漠、日本の山域——さまざまな現場で鍛えられてきた設計です。
他のハイカーからもさまざまな意見を聞きつつ、私が実際にテストして納得した構造と仕組みだけを採用しています。
CREST 30は、これからも更新をやめず、トレイルで鍛えられていくバックパックです。
商品テストにご協力いただいた皆様、改めてありがとうございました。
発売をきっかけにさらに多くのユーザーに使ってもらいたいです。いただいたご意見は今後の開発やモデルチェンジに役立っていきます。
フィールドフォト
■商品についての注意事項
生地やデザインは予告なく変更される可能性があります。
写真の生地は予告なく終了し、購入できなくなる可能性があります。
■使用時の注意事項
本部品はフィールドテストしていますが、本部品が破損しないことを保証するものではありません。
お客様の自己責任での使用の元、過度な負荷が掛からないようお気を付けください。
製作者は商品を使用する上で生じた、いかなる損害も責任を負わないものとします。
■転売行為について
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